碧南海浜水族館 夏の特別展 外来生物

こんにちは。一心舎デザイナーの筒井です。

今年も碧南海浜水族館さんの夏の特別展のポスター、解説パネル、リーフレットのデザインをさせていただきました。

まずはいつも事前に打ち合わせをして、特別展の伝えたいテーマや方針を定めたあと、メインビジュアルとなるポスターデザインから制作します。

今回のテーマは”外来生物”。よくある外来生物をテーマにした展示は「よそ者!」「危険生物!」といったアンチ外来生物むき出しな姿勢が多いのですが、碧南海浜水族館さんは「これ以上増やしたくはないけど、すでにたくさんいる外来生物とうまく共存していこうね」といったやんわりした方向性を選びました。

そこで、打ち合わせの結果”学校の黒板”をモチーフにしたデザインで行くことにしました。親しみやすい雰囲気ですね。

解説パネルはみんなにわかりやすいデザインに

次に解説パネルのデザイン。基本的に水族館の担当の方に原稿をいただいて、デザインしていきます。学校の黒板風だからといって教科書のように堅苦しくては今回のテーマにはミスマッチです。ポスター同様、黒板+手書きのテイストを使いつつ、本来無かった見出しや挿絵を追加したりして、わかりやすさ度をアップさせます。

説明本文を読みたくなるような、または読み飛ばされてもパッと見でどんな内容なのか理解できるようなパネルが「わかりやすい解説パネル」だと思っています。

特別展のダイジェスト版!リーフレットも制作

碧南海浜水族館さんの特別展では、特別展の内容を掻い摘んで収録したA4二つ折りのリーフレットを作っています。展示が終わったあとでも楽しめる、言わば「特別展のダイジェスト版」です。わかりやすい資料としても便利なので、歴代のリーフレットをアーカイブしている人もいるそうです。