小さくても手加減しないものたち

はじめまして。一心舎入社2年目の26歳、ショーちゃんこと筒井です。

基本的にデザイン関連の業務をしていますが、何せうちの会社小さくスタッフも少ないので、印刷から納品からもろもろ雑務までさせられ…させてもらってます。 せっかく一心舎にはカッコいいホームページがあるのに、発信しているのはポイズンだけ…それはちょっともったいない!と、僕も馳せ参じたわけです。これから僕もちょくちょく登場しますので、どうぞお手柔らかに。

さて、小さい会社と言いましたが、「小さい」つながりでひとつ。 新年早々こちらに遊びに行ってきました。

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碧南海浜水族館の特別展のデザイン

夏に引き続き今回も碧南海浜水族館さんの特別展のお仕事を任されました。展示の内容は水族館のスタッフさん、一心舎はポスターや展示パネル、リーフレットなどのデザイン面担当です。 今回の特別展では、普段目にしている身近な日用品や植物から、普段目に見えていない微生物・菌まで、小さいけど広い世界にググッとクローズアップしています。

自分でパネルを作っていて思ったんですが、面白いし普通に勉強になりました…。しかもミクロの世界がテーマなのに、入り口ではいきなり壁一面に太陽系が広がっているというちょっと壮大な導入になっています。

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入り口のパネル 壁一面の巨大パネルです

 他にも顕微鏡の歴史や仕組み・使い方から、実際に顕微鏡を覗けるブースもたくさんあったり…と、見て学べて体験までできます。子供はもちろん、大人も懐かしさと新鮮さを味わえる展示になってますよ。(ちなみにうちのポイズンは「木星ってこんなにデカいの!?」素で驚いていました。笑) ちなみにこの展示会は無料となってますので、ぜひ遊びに行ってみてください。

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顕微鏡の歴史パネル ちょっとノスタルジックに

ちなみに今回はデザインの至る所に手書きの文字を取り入れてみました。手書きの文字ってなんとなく読んじゃいますよね。

と、水族館の回し者かのようなコマーシャルはこれくらいにしておくとして、本題。

ご存知の方もいると思いますが、碧南海浜水族館さんの企画モノって毎回狙い所が面白いんです。毒だったりウナギだったり夜にお化け屋敷水族館をやったり…。これを言うと怒られるかもしれませんが、正直なところ碧南海浜水族館って「小さい」です。年期も入ってるしデートスポットって感じでもないです。だけど週末は家族連れで賑わい、テレビの取材だって来る。その秘密はスタッフさんたちにあるのだと思います。 実際に水族館へ打ち合わせに伺って思いました。 あたりまえなんですけどメチャクチャ本気なんです。 ただ企画展をやるだけじゃない。見に来てくれた人たちの心に何か植えようっていう気持ちがひしひし、というかギラギラ出てた。楽しそうにすら感じました。

ちなみに来年の企画展のテーマも少し聞きましたが、これまた一癖あって面白そうでしたよ。小さかろうが古かろうが、組織のために、お客さんのために、手は抜かない。そして何より楽しむ!そのスタンスがものづくりの一番の肝なんですね。 一個人が仕事で面白いこと、誰かの心を動かすことって、大きい会社や組織だとなかなか難しいと思います。 「小さい」組織だからこそ実現できること、たくさんあるはずです。それが何なのか、出会いたいし見つけたいです。

そんなの見つけられる顕微鏡、ないかな?

伝わるデザインに手書きの文字アリ!添えてあるだけでも意外と読んじゃうものです。(文字の内容も大事だけど…