いざ、カナダへ。

こんにちは。ショウちゃんこと筒井です。

先月、しばらく仕事をサボっ…休暇をもらって、生涯でちょっと大きな旅行をしてきました。

全8日間の旅の行き先はカナダ。目的は雄大な人知を超えるような大自然たちです。

一心舎のゴーストカメラマンである僕は、なんちゃってカメラマンであるポイズンに撮影機材を借りることに。自前の7Dを持っていくつもりでしたが会社のサブ機である70Dのが性能がよく、しかも軽い(150gくらい違う)ので70Dを借り、それと同時にいくつかレンズも借りて行きました。その中でも一番活躍したのが8ミリの超広角レンズ!貧乏人の僕は標準ズームレンズしか持っていないので8ミリの画角の広さに夢中になりました。借りて良かった!初めて一心舎に入社して良かったと思いました!

いきなりベタなナイアガラの滝へ

そんな冗談はさておき、まず訪れたのはナイアガラの滝。

アメリカとカナダの国境に位置しアメリカ滝とカナダ滝に分かれるご存知ナイアガラの滝。2つの滝はすぐ近くにあるんですが、水量の9割がカナダ滝へ流れているため、アメリカ滝にもちゃんと流れるようにと水門を使って人工的に水量を調整しています。近隣には敵軍の要塞みたいな出で立ちのデカい水力発電所もありました。

ナイアガラの滝(カナダ滝 )
ナイアガラの滝(カナダ滝)

これがカナダ滝。幅671m、高さ53m、ものの数分で東京ドームが一杯になっちゃうような水量が流れるバケモノみたいな滝です。落ちたら即死してしまいそうな滝ですが、過去には何人ものクレイジーな方々が滝下りに挑戦し、無事生還したり無事天国へ行けたりしたそうです。当然今では法律で禁止されていますが、挑戦した際の罰金は$10,000だそうなので、どうしてもやりたい方は$10,000を用意しましょう!(とガイドの方が言ってました)

それからこの写真では分かり辛いというか、写ってる物がそれなのかすら分からないんですけど、

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このあたりに100年前座礁した船が朽ち果てたまま現在も放置されています。当時ものすごい救出劇があったそうですが詳しい話は割愛します(忘れた)。ちなみにわざと船を残してあるというより危いからどうしようもできないってことみたいです。100年間座礁したままですが、何かの拍子で流されてしまうかもしれないので、次にカナダへ来るときはもう無いかもしれませんよガイドさんに脅されました。

というかナイアガラの滝ってもっと大自然のなかに君臨する秘境みたいなスポットかと思ってたんですけど、めちゃめちゃ観光地化しててカジノあるわ観覧車あるわお化け屋敷や蝋人形館あるわでテーマパークみたいでした…

滝からすぐ近くのストリート
滝からすぐ近くのストリート(夜なのでブレてます)

ちなみにこんな素敵なバスに乗って観光。いわゆるロンドンバス的なアレです。

ナイアガラの観光バス。画になるデザイン…
ナイアガラの観光バス。画になるデザイン…

余談ですがナイアガラで宿泊したクラウンプラザ・ナイアガラフォールズ/フォールズビューホテルはかのマリリン・モンローも宿泊したという歴史あるホテルで、雰囲気最高でした。中でも吹き抜けのエントランスは現地ガイドさん達のあいだで「お姫様階段」と呼ばれているほどゴージャス。

ホテルのエントランス 部屋からは一応滝が望めます
ホテルのエントランス 部屋からは滝が望めます

イエローナイフでオーロラ観測

2カ所目の観光地はオーロラでお馴染みのイエローナイフ!今回の旅先をカナダにしたのも何を隠そうオーロラをこの目で見るため…チャンスは2日、いざ参らん!と気合いを入れてイエロナイフへ向かいました。…が、トランジット先の空港で飛行機が3時間遅れ、1日目の観測時間はたったの30分…おまけにその頃には曇っていてオーロラらしいものはほぼ見えず、雲がぼんやり明るくなっているくらいにしか見られませんでした。

気を取り直し2日目、相変わらず曇っていましたが-1℃の中頑張って眺めていたらなんとかオーロラ様を写真に納める事に成功。

運良く撮影できたオーロラ
運良く撮影できたオーロラ様

雲の切れ間に運良く発生したオーロラ。30秒シャッター開きっぱなしでようやくこの写真です。(肉眼ではこんなに綺麗に見れてないです)

結局、理想的なオーロラは夢と消え、少々腑に落ちないイエローナイフとなりました。しかし一応見られたからOK!旅行とは人をポジティブにさせてくれます。

どうでもいいですが、イエローナイフの人は寒さに慣れてるのか知らないけど日中(-1℃)に半袖半ズボンで歩いている変な人を2人見かけました。ちなみにその変な人のうち1人は警官でした。

バンフ国立公園 カナディアンロッキー

今回の旅、最後の刺客カナディアンロッキー。その中でもほとんどの観光客が滞在するバンフという街に宿泊。街自体が標高1,300mくらいのところにあり、カナダでは2番目に標高の高い居住地だそうです。バンフ国立公園内に位置するので街に入るだけでも自ずと国立公園の入園料が必要になります。さほど大きくはない街ですが観光地なだけあってスーパー、お土産、レストラン、バー、スタバやマクドナルドやGAPといった有名店なんかも色々あるし、街並も可愛いですよ。

夕暮れ時のバンフの街角
夕暮れ時のバンフの街角

そしてなんといっても周りの山、山、山…標高3,000m以上のゴッツゴツした岩山がこれでもかというくらいあります。この日は天気に恵まれ、日本の7倍という紫外線を浴びながら観光。

なんちゃら山(忘れた)
なんちゃら山(忘れた)

カナディアンロッキー観光で一番見たかったレイク・ルイーズには早朝にバスで。

朝もやの中のレイク・ルイーズ
朝もやの中のレイク・ルイーズ

どうですか?僕は見た瞬間「Macの壁紙みたいじゃん…!」と訳の分からない感動の仕方をしてしまいました。

なんちゃら湖(忘れた)
なんちゃら湖(忘れた)

もう現地では「すげ〜!でけ〜!」くらいの言葉しか出てこないことに自分のボキャブラリーの無さを痛感しつつ、パシャパシャ写真撮ってました。他にも雪上車で氷河の上に登っていったり、床がガラスでできた展望台へ行ったりしました。ちなみにカナディアンロッキーはなかなか寒く、まだ10月中旬でしたが日中でも平均-1℃、一番寒かった氷河の上なんかは-11℃でした。秋でこれかよ…って感じです。それでも温暖化の影響で毎年氷河も小さくなってるみたいなので、次カナダへ来るときは氷河へは登れないかもしれませんと再びガイドさんに脅されました。

結論、写真じゃ全部伝わりません!

旅行に行く前はリサーチとして訪れる場所場所の写真を色々見てたんですけど、ハッキリ言って写真で見たより50000倍最高でした。当然といえば当然なんですが、いくら広角レンズでダイナミックに撮影していても大自然のデカすぎるスケールはちょっとしか伝わりません。伝えることを目標に仕事してる身としては、写真見せておいて「写真より50000倍ヤバイから行ったほうがいい!!!」としか言えないのが悔しいんですが、しょうがないです。感動したものとか良いと思った物を伝えたいという気持ちはこの仕事ではとても大事だと思うので、その衝動で書いたこの記事を見たのがキッカケでカナダ行きたいと思って貰えたらそれでいいです。

ということで是非みなさん!仕事をサボってカナダにいきましょう!!!

ちなみに、とあるお土産屋さんに「アンモライト」とうアンモナイトの化石から作られた宝石があり、ガイドさんに「コレを写真に撮ると良い事がありますよ~」と胡散臭いことを言われたので半信半疑で撮ったのでここにも貼ります。みなさんも待ち受けにどうぞ!ちなみに僕は撮影直後さっそくハチにさされました。

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