印刷するだけだったら印刷通販でいいんじゃないか -THINK DIFFERENT-

ただ印刷するだけなら・・・。

最近というか、だいぶ前からだけど大手印刷通販さんとの比較になることが多々あります。
正直、安いし、品質も納期も安定してるので当社でも繁忙期などは利用させていただいてます。(ここだけの話)

ぶっちゃけ。PPさんの顧客の8割が印刷関連会社だって噂も聞くほどですから。

で、よくある質問に「PPさんいくらなんだけど・・・。」って
んーーー。「まけろ」って言いたいのかな??

もうコレは商店街とAmazonみたいになってて、価格・便利さで敵うはずがない。
Amazonで買えるものはアマゾンで買った方がいい。

ただ印刷するだけじゃ、印刷通販の方がいい。
ただし、印刷する目的は、「情報を伝えること」印刷物という紙そのものより内容の方が大事ということです。

じゃあ、商店街はこのままじわじわと衰退していくのを待つだけなのか?
というとそうでもない。

Amazonにはない商品やサービスを提供すればいい。

そのそも大手印刷通販はメジャーな商品しか扱っていないのでそれ以外を売ればいい。ここはなんでも揃うAmazonとは違うところです。そんな中で当社がスポットを当てた部分は以下の事柄になります。

THINK DIFFERENT

上記の文言は意外とどこの印刷会社にも書いてある文言です。
でも、他とは違う事があります。

多くの印刷会社はやれると書いてあっても取扱しているだけで、現状は、制作自体はWEB制作会社に依頼していることが多く、本業の印刷で儲けて制作自体はどっちかというと丸投げ的なところが多いです。

撮影も基本は外部カメラマンに委託。イラストレーターを自社で抱える印刷会社もそう多くはありません。

なぜ自社での制作にこだわるのか?

撮影に関しては機材も揃えなくてはいけないし、技術の習得も必要になってくる。イラストレーターを雇うにしても、その人の仕事を確保する分だけの仕事量がない。

それなら外注の方が、楽だし、維持費かからないし、いいに決まってる。多くの経営者がそう思うはず。当社も最初はそのやり方でやっていましたが、「気軽に」っていう部分で問題が生じてしまいました。

撮影に関して

このカメラマンとのやりとりの難しさを実感しました。こんな事なら自分で撮った方がどんだけ楽か・・・。

実際に自分で撮影できるようになったメリット

自分で撮影できるようになって、思わぬ副産物を手にしました。それは打ち合わせの時にすでに紙面のイメージができる。ということ。
例えば、飲食店の打ち合わせの際には打ち合わせしながら、ちょっと店舗のぞいて見て。「あっ、このアングルのこの部分、このレンズで撮ってメインビジュアルに使おうかな」
とかが自然と頭に浮かぶようになってきました。
あと、スケジュールの管理がめっちゃ楽になりました。打ち合わせしながら自分のスケジュールだけで撮影の日程を決められる。
さらには、追加でちょこっと撮り直してほしいって言われた時も二つ返事で対応できる。このレスポンスの良さは本当に写真が撮れるようになって良かったと思うところです。、

イラストレーターがいることに関して

もう、イラストレーターがいる前まではとにかくイラストの仕事を引き受けるのはやめよう。ちょっとした挿絵の依頼が来た時なんかどうしよう。このためだけに外注のイラストレーターさん依頼するのめんどくさいなー。なんて思ってました。

実際に多くの印刷会社さんは、そう思っているかと思います。だから既存の素材集でごまかしたりしてるわけです。

そして、何より表現の幅が広がった事が一番のメリットでした。

私たちの役割

小さい会社には小さい会社なりのお客様との付き合い方があるかと思います。そこにAmazonや大手印刷通販、地元中堅印刷会社との差別できる部分があると思っています。

ただ、印刷するだけでなく、目的を明確にしどういう策が最善なのか考えた上での提案をいたします。
本当はWEBの方がいいのに印刷会社だからって無理やり折り込みチラシに持ち込むとかパンフレットなどの紙媒体にするという提案はいたしません。ホームページ制作も手がけているからこその効果的な提案ができればと思っています。