表紙の紙について

用紙の種類と厚さについて

印刷に用いられる用紙の厚さは一般的に「mm」ではなく「kg」という単位を使います。
例えば、(70)(90)と書いてあるのは、四六判原紙サイズの紙を1000枚積んだときの重さを表しています。しかし、上質紙とコート紙では1枚あたりの重さが違うので同じ(70)でも上質紙の方が厚いです。

ファンシーペーパーの見本

ファンシーペーパーは、紙自身に凹凸間がある風合いのある紙です。
写真は、銘柄見本でその下がその銘柄の色見本へのリンクになっています。


イタリア語でたくさん(=Tanto)という言葉を由来に持つTANTシリーズとして150色の色を持つファンシーペーパー。色名はマンセル色立体に沿って感覚的ではない記号と数値により設定し、豊富なカラーバリエーションを管理しています。

色見本

TANT
TANT-e
TANT-V


色の着いた上質紙

※印が多いほど高くなります。

無線とじ製本の表紙で使う用紙の種類と厚さ

用紙の種類 説  明 厚め 標準 薄め コスト
上質紙 コピー紙と同じような紙です。非塗工紙のためインクがしみこむのでカラー印刷の場合は若干沈んだ色味になります。 180 135 110 基準
色上質紙 上質紙に色の付いた紙。印刷特性は上質紙同様です。 カラー印刷には不向きです。 最厚口 特厚口 厚口 1.5
マット紙 光沢を抑えた塗工紙です。塗工紙のためカラー印刷でも色の沈みは抑えられます。  135 110 1.2
コート紙 光沢がある塗工紙です。塗工紙のためカラー印刷でも色の沈みは抑えられます。マット紙よりもカラー印刷での発色がよくなります。 −  135 110 1.2
マットポスト 光沢を抑えた塗工紙です。塗工紙のためカラー印刷でも色の沈みは抑えられます。カード紙ですので紙に腰があります。  220 180 135  1.4
アートポスト 光沢がある塗工紙です。塗工紙のためカラー印刷でも色の沈みは抑えられます。マット紙よりもカラー印刷での発色がよくなります。 カード紙ですので紙に腰があります。 220 180 135 1.5
ファンシー 紙の表面に凹凸加工が施された紙。様々な種類と色があります。 220 175 130 5.0


ファンシーペーパーの見本

ファンシーペーパーは、紙自身に凹凸間がある風合いのある紙です。
写真は、銘柄見本でその下がその銘柄の色見本へのリンクになっています。