本文の紙について

用紙の種類と厚さについて

印刷に用いられる用紙の厚さは一般的に「mm」ではなく「kg」という単位を使います。
例えば、(70)(90)と書いてあるのは、四六判原紙サイズの紙を1000枚積んだときの重さを表しています。しかし、上質紙とコート紙では1枚あたりの重さが違うので同じ(70)でも上質紙の方が厚いです。

用紙の種類と厚さ

用紙の種類 説  明 厚め 標準 薄め コスト
上質紙 コピー紙と同じような紙です。非塗工紙のためインクがしみこむためカラー印刷の場合は若干沈んだ色味になります。 90 70 55 基準
色上質紙 上質紙に色の付いた紙。印刷特性は上質紙同様です。 カラー印刷には不向きです。 厚口 中厚 薄口 1.5
書籍用紙 クリーム色がかった上質紙です。上質紙に比べコントラストが抑えられるため長文などを読むときに目に優しい用紙です。 カラー印刷には不向きです。長期保存に適しています。 90 70 55 1.5
マット紙 光沢を抑えた塗工紙です。塗工紙のためカラー印刷でも色の沈みは抑えられます。 110 90 73 1.2
コート紙 光沢がある塗工紙です。塗工紙のためカラー印刷でも色の沈みは抑えられます。マット紙よりもカラー印刷での発色がよくなります。 110 90 73 1.2
アート紙 光沢のある塗工紙です。コート紙よりもさらにカラー印刷特性の優れた紙となります。美術印刷等に使用されます。 110 90 73