やっぱり住宅も「物」でなく「事」かな

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こんにちはポイズンです。先日の日曜日に三重県にある明和工務店さんにお仕事で伺いました。明和工務店さんの主力商品は住宅です。住宅は個人が購入するものの中で一番高価な買い物です。そしてそれを商品として売る会社は、大手ハウスメーカーから中堅・地元の工務店さらには個人で営む大工さんなど大から小まで様々な規模の会社がしのぎを削っています。そんな私も大学では建築を学び以前はハウスメーカーに勤めていたので雑則を踏まえて記事にしてみました。

住宅の選ばれ方

住宅会社の選ばれ方は、以下の通りかなと思います。

  • 工法や設備で選ぶ
  • デザインなどの感覚で選ぶ
  • 価格で選ぶ
  • 営業マンで選ぶ
  • 会社の規模で選ぶ
  • 土地で選ぶ(建売の場合)

多くの方が住宅の工法についての知識はなく、ましてや家庭を預かる主婦においてはこういうスペックよりもなんとなく「こんな感じの家がいいな」「こんなキッチンがいいな」なんて選んでしまうケースがほとんどだと思います。住宅展示場に行き、服を選ぶかのように家を決めていくそんな人が多いのかなと思います。

住んでみて感じた事

僕は4人家族で15年ほど前に家を買いました。今、中3と高3の息子がいますが、家にいる時はほとんどリビングにいます。食事も勉強もダイニングテーブルで、テレビもついているので勉強がはかどらないかと思いきや意外と集中して勉強しています。何かの記事でリビングで勉強したほうがいいと聞いたことがありますが自分も共感しています。

そして、2人共この春には家を出て行く予定です。だから実質子供部屋を使ったのはほんの3年ほど、しかも寝るだけ。正直別になくても良かったかななんて思っています。たった3年間のために高い金払ったななんてことも感じてます。

住宅選びで大切な事

今では震災や不況の影響でおそらく普通にきちんとやっている会社ばかりだと思うので家に関して性能的な違いはあまりないのかなと思います。それよりも、その家族がどういう家族構成でどういう生活を送っていて、どういうライフスタイルが望ましいのか。そして家を建てる土地の環境(日当たり、風向き)なども考慮した上でどういう間取りでどこに窓を配置するのかってところの設計力がとても大事だと思います。

多くの方が住んでみて後悔している事は、「風通しが悪いな、ここに窓欲しかったな」とか「間取りこうしておけば良かったな」というところだと思います。

明和工務店さんの話を聞いて

今回お仕事いただいた明和工務店さんでは、「住まいの勉強会」というのを開催していて、この住まいの勉強会では「人が幸せになる住まい」の考え方を学べます。まさに今現在、持ち家も持っている自分にとってはなるほどなという話で、こういう話を先に聞けたら建てる家も変わっていただろうなとつくづく感じました。そして明和工務店さんは、工法や設備などの「物」でなく、幸せに暮らすという「事」を商品にしている会社なんだと感じました。

私の使命

今回はお仕事の依頼で伺わせてもらいました。依頼内容は

  • 「住まいの勉強会」をもう少しわかりやすく楽しくしたい。
  • こういう取り組みをもっといろんな人たちに知ってもらいたい。

というものです。

今まではテープによる音声と本を使った説明がメインでした。一回聞かさせていただきましたが正直、眠くなりました。今の人にはこれはきついかなと感じましたので、もっとスライドや動画を入れて体験型にしようと提案しました。

印刷屋だけどこういった伝え方を変えるお手伝いをするのも僕の使命なんじゃないかななんて思いながら楽しく仕事させていただきました。

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おまけ

お昼に松阪のラーメン屋さん「ばんび」に行きました。ここも物だけでなく事を売っているお店だと感じました。看板大賞にも選ばれた顔出し看板。これをやりたくて来る人もいると思います。

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ラーメンばんびさん
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さらにお店の中は「事」だらけ。

とても参考になりました。

今日紹介した明和工務店さんのサイトはこちら>>

ラーメン屋「バンビ」さんのFacebookはこちら>>

ポイズン、なんか偉そうに家のこと語ってるけど。印刷屋だよね。
「物」でなく「事」を売るっていうけど、「事」を伝えるのって難しんだよね。
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